アンタレスDC MDを2年近く使ってみて
アンタレス。
ベイトリールの最高峰の1つです。
そのアンタレスの中でも
ビッグベイトとビッグフィッシュを
視野に入れたスペシャルモデルが
アンタレスDC MDです。
僕がこのリールを買おうと思った理由は3つあって、
1つ目は、
太糸に対応しているという理由からです。
僕がバスフィッシングでメインに使っているラインはアプロードのGTRウルトラ20ポンドです。
これをたっぷり100m巻けるラインキャパシティーを持ったリールは今時少ないのです。
2つ目は、
海水対応だという理由です。
ちょうど購入を考えていた頃に宮古島に行く予定があったので、そこでも使えるリールを買おうとなると海水対応のリールに絞られます。
3つ目は、
最大ドラグ値が高いこと。
バスしか釣った経験がないとなかなか分からない事ですが、シーバスや青物などを釣った事がある人はドラグを最大に締めていても余裕で糸を引きずり出される経験をしているはずです。
「海外でバラマンディも釣りに行きたいなぁ」なんて思っているので、立木に潜られないようにバイトの瞬間に1ミリも糸を出さずにゴリ巻きできるリールを。となるとやっぱりアンタレスDC MDになってきます。
4つ目は、
アンタレスだからです!
ぶっちゃけこれが1番重要です。笑
欲しかったんですアンタレス…。
「釣りロマンを求めて」や「もっとバスは釣れる!」などの映像の中で村田さんが初代アンタレスを使ってミラクルキャストを決める。
そんな姿に憧れてバスフィッシングをはじめました。
だからやっぱり思っていたんです。
「いつかはアンタレスを!」と。
他にも理由はありますが、そんなこんなで購入して使ってみて思った事を書きます。
■良かった点
⚪︎軽いルアーも結構使える
⚪︎巻き心地最高
⚪︎超ハイギアでもあまり気にならない
⚪︎キャストフィール最高
⚪︎自重225gは意外と気にならない。
⚪︎DCは本当トラブルレス。
■想像と少し違った点
⚪︎飛距離がもっと出るかと思っていた
⚪︎ドラグがもっと強いかと思っていた
こんな感じです。
良かった点では、
ビッグベイト専用のリールだと思われがちなアンタレスDC MDですが、普通のルアーも少し軽めのルアーも投げられます。
そして、巻き心地は最高!ハンドル1回転で91センチの超ハイギアも慣れればどうって事ありません。
むしろ、他のリールに持ち替えるとルアー回収が遅くてイライラするくらいになってしまいました。
特に、遠投して釣れそうなスポットを通したらすぐに回収してキャストする僕のスタイルには完全にマッチしています。
キャストフィールも最高で、釣れなくてもこのリールで投げていれば楽しい時間を過ごせます。DCブレーキはトラブルレスなので急に風が吹き始めたり、ルアーを変えてもブレーキ設定はそのままでも結構いけるので釣りに集中できます。
悪い点もあげると、
16アンタレスDCよりも少し強めにブレーキがかかる感じがあります。
でもそれも、追い風でメタルバイブなどの空気抵抗の少ないルアーを投げる時にちょっと感じる程度なので通常使用では全く気にならないと思います。
むしろ、トラブルフリーでキャストできるので釣りに集中できます。
僕の中でアンタレスDC MD XGの1番のウィークポイントは、ドラグ力です。
シマノのキャスティング用ベイトリールの中では1番ドラグ力が強いのがこのリールなのですが、怪物クラスがかかるとドラグが出ます。
具体的に、アンタレスDC MD のドラグを引き摺り出した魚は霞ヶ浦のアメリカンキャットフィッシュで、80㎝近い化物をかけた時にフルロックしておいたドラグが引きずり出されました。
アメキャはめちゃくちゃ引くので仕方がないと言えば仕方がないのですが、パプアンバスやピーコックバス等をゆくゆくは狙いたい僕としては、もう少しドラグが強くても良いかなと思いました。
ただ、ターゲットがブラッバスならばロクマルクラスを釣ってもドラグは出ないくらい強いです!
バスのビッグベイトメインで考えている人にはこれ以上ないくらい良いリールだと思います。
通常使用で10〜20gくらいのルアーをメインで使おうと思っている人にもかなり合うと思います。
自重が225gある事が気にならなければかなり高性能なリールではないかと思います!