ラパラ【CD5】に開眼した瞬間!!
「ラパラ」このメーカーほど釣り人の評価が真っ二つに分かれるメーカーはないでしょう。
●「釣れる!」「ラパラはエサと同じだ!!」
という釣り人と、
●「こんな小学生の工作みたいなルアーが釣れるわけないじゃないか」
という釣り人に真っ二つに分かれます。
実を言うと僕も8年ほど前までは「こんな小学生の工作みたいなルアーが釣れるわけないじゃないか」と思っていました。
実は小学5年生から大学に進学するまでの間、実家でルアーを作っていました。
特にラパラのレッドヘッドなんて、当時の小学5年生の僕が作ったルアーと同じくらいのクオリティに見えたのです。
当時、僕がルアーを作るにあたって「教科書」にしていた本は知る人ぞ知るバスプロの草分け的存在「泉和摩」氏の本で、
その中で泉さんはハンクルという代表的なミノーを作るにあたって、「ラパラを参考にした」と書いていました。
「超リスペクトする泉さんが参考にしたラパラ」僕の中で多少の興味はあったのですが、
やっぱり見た目がどうにも受け付けなくて
結局使ってみるまでには至りませんでした。
そこから時は流れ、
大学生になってメガバスに超どハマりしていた頃、
夏休みの帰省中に地元、群馬県にある宮城アングラーズヴィレッジというバスの管理釣り場に遊びに行った時のことです。
メガバスルアーオンリーのタックルボックスにメガバスロッド、キャップもメガバスで決めて
意気揚々と釣り場に降り立ちました。
この管理釣り場では、バスだけでなくしっかり管理された中でアメリカ原産のめちゃくちゃ引く魚「ストライパー」やバケモノナマズ「アメリカンキャットフィッシュ」なども放流しています。
メインのバスを釣りながら、小魚放流タイムで怪魚を狙う事ができる最高にエキサイティングな管理釣り場です。
僕はその日、最初の小魚放流タイムの時に周りは連れていない中「ジャイアントドッグX」で60㎝級のストライパーを仕留めて最高の気分を味わいました。
小魚放流タイムが終わるとストライパー達は一気に活性が落ちて、ボトムに沈んでしまいます。
そうなったストライパーはほとんど何をやっても釣れません。
僕を含め、みんなその事が分かっているので小魚放流タイムが終わると狙いをバスに切り替えてダウンショットでネチネチやり始めます。
僕もジャイアントドッグXで1本ストライパーが出せたので満足してクランク(グリフォン)でバスを狙いはじめました。
時間はちょうど正午くらい。
のんびりとした時間が流れる中、
急に隣で釣りをしていたアングラーのドラグがけたたましく鳴り響きました!
ストライパーです。
しかもサイズは70㎝を超えている!!
ランディングを少し手伝ってあげてから自分の釣りに戻ります。
「こんな時間にストライパー釣れるんだ〜」
なんて思いながらグリフォンでバスを釣っていたらまた隣のアングラーのドラグが鳴り響きます!!
「えっ!?こんな時間にストライパー連発!?」
「一体どんなルアーでどんな釣り方してるんだろう?」
そう思いながらランディングを手伝いつつヒットルアーをチラ見します。
ストライパーの口にガッチリかかったそのルアーこそ僕が「小学生でも作れるだろ!」そう思っていた
カウントダウンラパラ(CD5)のレッドヘッドでした。
その方の釣りは、カウントダウンラパラを池の中央部、1番深い場所に向けてキャスト。
カウントダウンでボトム付近まで沈めてゆっくりただ巻き。
それだけの釣り方で釣れない時間帯にストライパーを4匹仕留めていました。
僕も同じくらいのレンジを潜るルアーやワームを沈めて同じレンジを攻めたのですが、釣れるのはラパラを投げる隣の人ばかり…
もちろん、
その日の状況にマッチした釣り方なので他の日も同じ釣り方で釣れるとは限らないのですが、
少なくともラパラは本当に釣れるんだ!!
という事を強烈に見せつけられた経験となりました。
実際にラパラの破壊力を目の当たりにしたら使わない訳にはいかず、その日の帰り道に釣具屋に寄ってラパラを買いました。
買って、実際に投げてみるとやっぱり
「ラパラでしか釣れない状況」
というのが確実に存在する事を実感できます。
周りの釣り人が最先端の重心移動システム搭載の綺麗に塗装されたルアーで釣れない中、
小学生の工作みたいなラパラでボコボコに釣るのはめちゃくちゃ気持ちいい瞬間です。
この機会に見た目で食わず嫌いをしている方も是非ラパラを使ってみてはいかがでしょうか?
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最後に…
ラパラは感動するくらい飛びません。笑
もともとトローリングように作られたルアーなので飛距離の事は想定外の設計だったので当然と言えば当然なのですが少しでも風のある状況でベイトで使うとバックラッシュの嵐になります。
ワームを使うスピニングタックルで投げる事をオススメします。