復刻された憧れのルアー【ダイイングフラッター】
「スウィッシャー」というジャンルのルアーがあります。
飛行機のプロペラのようなペラが
前後か、後ろだけ、前だけに
付いているルアーで
ただ巻きをするとペラが水を噛んで
「パシャパシャ」「ポロポロ」「バシャバシャ」「ブシャー」
等の音を立てて水を撒き散らします。
2〜3年くらい前に日本でも流行って
各社が様々な工夫を凝らしたスウィッシャーをリリースしました。
それらスウィッシャーの元祖!!
とも言うべきルアーが
HEDONの【ダイイングフラッター】です。
最近バスフィッシングを始めた方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、
アメリカのルアーメーカーHEDONは今から100年前の1920年からバスフィッシング用のルアーを使っていて、特にトップウォーター系に関しては歴史に残る超名作を数多くリリースしているメーカーです。
コレクターも多く、オールドルアーが10万円を超える高値で取引される事もあるそうです。
しかし、
僕の場合HEDONのファンになった1番の理由は
釣れるから
にほかなりません!!
100年も前に設計されたルアーよりも、
現在の最新テクノロジーを使って設計されて製作されたルアーの方が釣れるだろ!!
と思ってしまいがちですが、全くそんな事はなくて100年間も生産され続けたと言うことは100年間釣れ続けたと言う事の証。
人間がどんなに科学の力を発展させようとも、魚の生態や好みまでは変えられません。
HEDONのルアーにはついつい魚が放っておけない「何か」があります。
でなければ100年間も釣れ続けて、売れ続ける事はできません。
前置きが長くなりましたが、
ダイイングフラッターについて語ります。
このルアー、動かした時の移動距離を凄く短く抑える事ができ、カバー周りで使って短い距離で「点の釣り」をして魚に口を使わせる事ができるルアーです。
もちろん、ウィードの切れ目のラインや駆け上がりのラインなどを長く引きながら途中でロッドを鋭く引いてスプラッシュを出して魚を誘う「線の釣り」もできる優れものです。
短くトゥイッチしてすぐに止めた時にも動きすぎないでピタッと止まってくれるのでピンスポットで「点の釣り」をする時にすごく重宝します!
音も多彩で、
ゆっくり巻くと
「カシャカシャ」とから感じの音。
早巻きだと
「ジャーッ」としっかり空気をはらんで水を噛む音。
トゥイッチだと
「ピシャピシャ」と小魚が水面を跳ねるような音。
少し強めのジャークだと
「ガボン」といったバスがベイトを捕食するような音まで出せます。
それらをうまく組み合わせて、
着水後は少しポーズ。
2、3回軽くトゥイッチしてピシャピシャ。
1回強めにジャークしてゴボン!
ポーズした後スローにただ巻き。
こんな感じでいくつかのアクションを組み合わせて使うことでバスを魅了します。
HEDONのルアーの中でもトップクラスに好きなこのルアー。
ハイシーズンに向けて是非皆さんも一つ手に入れてみてはいかがでしょうか(^。^)
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